サルサも「Don’t think, Feel!」
サルサを頑張って習っているけどなかなか上達しない!やり方はわかるけど上手く出来ない!何年やってもあまり進歩しない!そんな方に欠けているかもしれない大切なサルサ上達のヒント。
1. ウンチクは助けにならない
大人な私達はなんでも言葉や説明で理解したいという知的欲求があります。他人が知らないことを知ることで教養が高くなったように感じます。またそれを誰かに話すことで優越感に浸れます。また納得できる説明を聞くと安心します。でも・・・言葉はダンスの10%しか表現しません。だから当然、分かっただけでは出来るようにはならないのです。
2. 覚えて終わりではない
テスト、テストの学生生活をくぐり抜けてきた大人な私達は、早く答えを教えて欲しいと思います。効率の良い上達方法で早く踊りを覚えたいと思います。でも、知って覚えて回答用紙に書けば終わりだったテストと違って、ダンスは知って覚えたらそれが始まり、上達への第一歩を踏み出したところなんです。
3. 分かる事ばかりではない
思春期を卒業して自立した大人な私達は、自分が理解できないことに対して恐れの感情を抱きます。理解不能なことを受け入れることは自分を否定することにもなりかねないからです。知らないことを習えば、すぐには理解できないことが必ずあります。そういう時、湧き上がる恐怖心と向き合わなければいけないことがあります。仕方がないですね。
あれこれ考えて練習することは重要ですが、もっと大切なことがあります。格闘家ブルースリーが言ったように、「Don’t think, Feel.」(考えるな、感じろ)
リードを感じる、フォローを感じる、重心を感じる、勢いを感じる、緊張を感じる、リラックスを感じる、相手の存在を感じる・・・上達するためには感じることが大切です。感情的になると冷静に考えられなくなるのと同じで、理性的に考えている時は感じる能力はなかなか発揮できないようです。
理解しただけで終わらせず、理解できない不安に駆られず、眠っている動物的なカンを引き出すように心がける。そうすれば、上達の可能性はもっと広がります。