ニューヨーク・スタイル・サルサ(NYOn2)は、サルサ発祥の地でサルサのメッカ、米国ニューヨークで発達したサルサのスタイルです。2泊目にアクセントがあることから「On2(オンツー)」と呼ばれたり、ラテン的な味わいのある踊りに脚光を当てて「マンボ」とも呼ばれています。ニューヨークでは子供から年寄りまで、幅広い世代がサルサを踊り、ニューヨークのラテン・コミュニティの文化として深く根付いています。また世界的にも一番人気のあるスタイルと言っても過言ではないでしょう。ニューヨークと東京は同じ大都会なため、ダンス・スタイルとしても東京に馴染みやすいスタイルといえます。

サルサには他にもいくつかスタイルがあります。それぞれのスタイルごとにステップの仕方が違うので、最初はどれか1つのスタイルを集中的に習うのがいいでしょう。オススメはもちろんNYスタイル(On2)です!(笑)

  • LAスタイル(On1) : 米国西海岸のロサンゼルスを中心に発達したサルサのスタイルで、1拍目にアクセントがあることから「On1(オンワン)」とも呼ばれます。ハリウッドのショービジネスの影響を受けて、ジャズやバレエなどのダンス要素を取り入れた大きくて派手な踊りが特徴です。日本はロサンゼルスのように土地が広くありませんので、本場LAスタイルのようには大きくは踊れません。以前On1で踊っていた人の多くは近年On2に転向しています。
  • キューバン・スタイル : サルサの祖国、キューバのストリートで踊られているサルサのスタイルです。タイミング的にはOn1やOn3のように踊りますが、ボディームーブメントなどを駆使した遊びが多いのが特徴です。
  • カリ・スタイル : 近年脚光を浴びているコロンビアのカリで発達したサルサのスタイルで、素早い脚さばきが特徴です。上の3つのスタイルとは踊り方が大きく異なるので、他のスタイルからの転向や他のスタイルへの転向は難しいでしょう。日本でも少しずつですがカリ・サルサ人口は増えているようです。

細かく分けるとこれ以外にも多くのスタイルがあり、サルサは多種多様化が進んでいます。サルサはまだまだ発展途上のダンスですので、努力次第ではあなた独自のスタイルを作り上げることも夢ではありません!?